チューリップが語る世界の歴史

ナント美術館で開催された展覧会「Plants and People」では、「3 in 1」ワークショップに参加し、新しい技法に挑戦することができました。

ナント美術館の絵画

午前中はまず、作品と向き合って直接デッサンを行いました。
私は、ジャン=バティスト・ガンヌの鉛筆画シリーズ『Windhandel』(アムステルダム 1637年/アテネ 2008年)から着想を得た2つのチューリップを選びました。このシリーズは、17世紀の最初のチューリップ球根投機バブルと現代の危機を対比させています。

このシリーズには特に心を打たれました。作家は、17世紀のオランダのチューリップを描いた版画と、2008年にアテネで起きた学生暴動の写真を組み合わせているのです。この意外な組み合わせを通じて、彼は1637年の有名な「チューリップ・マニア」——しばしば歴史上最初の投機バブルの一つと見なされている——と現代の危機との間に類似点を描き出しています。花と人間の姿が交錯し、私たちの社会の経済的、政治的、社会的な仕組みを問い直す、力強い作品です。

版画工房での版画制作

午後は、油性鉛筆(4B)で下絵を転写した後、ゴム版を使ったリノカットに取り組みました。

次は、私が一番好きな工程、彫刻です。さまざまなサイズの彫刻刀を使い、チューリップの繊細な線を残すよう注意しながら素材を削り出しました。一度削り取ってしまった部分は修正できないため、一挙手一投足が重要です。

版の準備が整うと、滑らかな紙にリノカット用のインクを使って印刷を行いました。何度か試し刷りを重ね、緑色を使ったものやグラデーション効果を施したものなどを作りました。技術的な熟練と予期せぬ出来事が織りなす、最初の刷り出しで結果が明らかになる瞬間は、いつだって魔法のようなものです。

美術館のような展示

日曜日には、紙作品保存のための額装技術について学びました。具体的には、マットの組み立て、和紙を使ったヒンジ(hinging paper)、糊付けクラフト紙、そしてガラス裏打ちについてです。

このワークショップがこれほど充実した内容となったのは、ナント美術館のグラフィックアート部門の学芸員であるサロメ氏と、一般向け教育担当のコリンヌ・ロアール氏の協力があったからこそです。お二人の専門知識と献身的なご尽力により、芸術的な技法だけでなく、舞台裏で行われる保存修復、展示構成、設置作業の全容についても深く理解することができました。